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年末年始の過ごし方

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年末年始の過ごし方

師走になりました。今年も残すところあとわずか、皆様にとって今年はどんな年だったでしょうか?
私たち玄々堂内科・呼吸器内科にとっては、コロナ禍のなか新しい診療所で新たな第一歩を踏み出し、喜びとともに様々な対策に頭を悩ませた1年でした。

COVID-19感染症という未知の感染症に出来る限りの対応をしつつ、皆さんの健康を願った1年でしたが、皆さんも「新たな生活様式」とは何か、日常生活の中での「感染対策」について考えさせられる1年だったのではないでしょうか?
今年は本当に我慢の年だったと思いますが、今後もこの感染対策については継続的に実施していく必要がありそうです。
さて、そうはいっても、せっかくの年末年始です。実家に帰省したいと思われる方も多いでしょう。この一年間たくさんのことに辛抱したな・・・、年末年始ぐらい・・・という気持ちは当然あると思います。では、感染対策を行いながら、どのように過ごしていったらよいか、皆さんと考えてみたいと思います。

この「COVID-19」は感染から発症までに約14日間という日数が確認されています。また、夜の町・・・つまりお酒を伴う会食の中で、多くの感染が確認されていることも事実です。つまり、年末年始、実家に帰る方は、その2週間前から集中的な自粛生活を行うということも、感染を拡げないために必要ではないでしょうか?
次に、家庭内感染が多いこと、そして症状が出ていない方も多いことも特徴的ではないかと思います。このようなことを考えると、この「会食を慎重に行う」ということは、感染を拡げないという観点から、とても大事なことだと思います。

今年は、高齢者も子供たちも我慢の1年だったと思います。
お正月の帰省により、コロナが広域的に拡がってしまうこともあるかもしれません。感染のことだけを考えると、移動(帰省)を控えてもらうということが必要かもしれません。しかし、感染対策だけが、私たちにとって必要なこと、大事なことではないと思います。安全に、親族との時間を過ごすことも大事なのではないでしょうか。

もともと「コロナウイルス」は冬の風邪のウイルスとして知られていました。冬は「コロナウイルス」にとっては相性の良い季節かもしれません。
「三密を避ける」こと、手指の消毒やマスクの着用、そのほかにも十分な睡眠をとること、栄養のあるものを食し、家族全員で感染対策を実施することで、よい時間を過ごしていただきたいです。是非以下のことを意識して、素敵な年末年始をお迎えください。

感染対策

① 帰省2週間前から、家族全員で感染症対策を!

外出時はマスクを着用する。不特定多数の方が触れるものに触れたら、手指消毒を行う。家族以外との会食は避ける。

② 帰省10日前から、症状がないことを確認しましょう!

発熱、風邪症状が無いか確認しましょう! 同居する家族も同様です。また、体調不良を理由に飛行機をキャンセルする場合には、「感染症の恐れがある」との内容の医師からの診断書の提出で、全額払い戻しも可能なようです。

③ 帰省してからは特にお年寄りや持病がある方に感染させないように気を付けましょう!

マスクの着用、トイレなど共用スペースをこまめに消毒する、洗面台やトイレのタオルを別にする、また、高齢者は先に入浴させるなどの工夫も有効です。

感染対策のイラスト

但し、一緒の家で過ごし食卓を共にしていれば、このような感染対策は限界があると思います。あまり気にしすぎてお互いのストレスを増してしまってもよくありません。正しく畏(おそ)れることも大切だと思います。

公共の場に入るときはマスクの着用や手指消毒などの感染対策は、とても重要なことだと思います。帰省中も油断せず、風邪症状がないかなど、症状の有無には十分に注意していきましょう。ご自身の体調、ご家族の体調に気づかい、家族とともにリラックスして大切な時間を過ごしてください!
どうぞ、よいお年をお迎えください。