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当院のコラム

Column

黄砂とPM2.5って
おなじもの?

春霞とはよくいったもので、昔から「黄砂」は飛来していたのかしら、なんて、春先の黄砂でかすんだ景色を見ていると、ふとそんなことを考えてしまいます。

今年の3月は黄砂の飛来がひどかったですね。
例年では影響が出ない方も、何となく頭が重かったり、のどがイガイガしていたり、アレルギー症状に悩まされている方が多いような気がします。

さてこの「黄砂」一体何者なのでしょうか?

「黄砂」は中国大陸内陸部の砂漠地帯・・・つまりゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などの乾燥地域の土埃や鉱物粒子のことで、その砂は偏西風によって巻き上げられ日本にも飛来します。冬の間降った雪が解けることにより細かな粒子が巻き上げられるともいわれています。

問題はこの粒子の大きさです。「黄砂」の直径はおおむね1~30μmですが、PM2.5はその名の通り、2.5μm以下の微小粒子と定義されているので、黄砂の中でも2.5μm以下の細かい粒はPM2.5にカウントされます。これら微小な粒子の中には、大気汚染物質を含んでいる(吸着している)ものもあり、これらを吸引することにより、呼吸器系の疾患など誘発、様々な健康被害が起きているのです。

「μm」といわれてもピンときません、よね。
1μmは1mmの千分の一で0.001mmになります。目では見えないほどの粒子ということになります。
例えば、人間の髪の毛の太さは70μm、スギ花粉は30μm、人間の赤血球の直径は6~8μm程度、といわれています。スギ花粉の10分の1以下の大きさになるので、眼にも見えないし、吸い込んでも分からない程度の大きさということになります。

ではこういった場合の対処法はどうしたらいいのでしょうか?

一般的にはマスク、ゴーグル着用、など花粉症対策と同様の対策が有効です。粒がより細かいのでマスクを二重にする、洗濯物は部屋干しにするなどの外気をできるだけ体に触れない、取り込まない対策が必要だと思います。空気清浄機を出入り口付近に置く等の工夫も効果的です。

また、部屋の空気が乾燥しているといつまでも粒子が浮遊しやすいので、加湿器等で室内を加湿することも効果があります。

対策を立てていても鼻水や目のかゆみはつらいものです。体の不調が起こった時は、医療機関に相談されることをお勧めします。

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